2007/9/9 2:22

キーワードリンクによる情報収集

タグ: 一般 TRPG 考察


ブレーキをかけながらアクセルを踏む

「[trpg] シティアドヴェンチャーの作り方」



今更ですが,面白かった記事です。
なるほどね,FEAR 系の情報収集の基本的な考え方はこんな感じなのか〜と思いました。シンプルで使いやすそうです。
T系ウェブラジオは,わりと聞いていらっしゃる方がいるんですね。なかなか面白いですよ。

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情報収集や交渉で困るのは,行動宣言の粒度がはっきり決められていないことが多い,ということです。
情報収集を例に出せば,

  • ○○について調べる

  • ○○について××技能で調べる

  • ○○について××技能を使って△△(場所)で調べる

  • ○○について××技能を使って△△(場所)で□□な感じ(目立たないように,急いでetc.)で調べる



というように,どこまで詳細に行動宣言をするべきか,の判断がマスタにゆだねられています。これが参加者によってまちまちなので,余計なところに手間がかかります。

マスタの基準の方が細かい場合はまだ良くって,「○○について調べる」と宣言があったときに「どこで調べるの? 誰に話しかける? 君の持っている情報はどこまで伝えるの?」といった,「マスタが必要と考える行動宣言のレベル」を伝えてくれるでしょう。

でもマスタの基準の方が大雑把な場合,次のようなケースが考えられます。
プレイヤ:「マスタ,酒場で○○について調べるよ」
マスタ:「ええっと,うーん,分からなかったよ(あーあ,○○について調べる,だけで良かったのに。情報は市場のおじさんが知っているので,酒場では手に入らないんだよなあ)」

この辺りの指針と,情報収集をシナリオに組み込む場合どういう位置づけで組み込むべきか,が示唆されているといいですね。
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