氷川 TRPG 研究室

Hikawa TRPG Laboratory

2008年12月31日 (Wednesday)

コミケ75

いってきました。
今回も箇条書き。

  • 例年通り、TRPGは1日目。ただ、今回は東館で、隣が旅行ジャンル。旅行本をたくさん買ってしまいました。
  • 今回、行きはいつもの I氏と、それからラガドーンの後輩 S が同行。S は初参加。事情が会って一日目だけ参加だが目いっぱい回ったみたい。
  • 初日終了後は東京のゲーム作る集団で忘年会 in 品川。
  • 『電源不要同人クロニクル』(thenextagamers、2008冬)同人誌発行状況調査
  • 『Arkham Magazine』(アーカムハウス、2008冬)クトゥルフシナリオ
  • 『ウォー・ロック Chronicle.3』(トレカ番長、2007夏)ウォーハンマー、FF
  • 『ウォー・ロック Chronicle.4』(トレカ番長、2008冬)ウォーロック誌、T&T、ゲームブック
  • 『今日も街のどこかで』(浅川河畔スタジオ、2008冬)現代日本シナリオ作成の補助
  • 『パッフェルベルの鐘TRPG』(ぱがね、2008夏)錬金術をテーマにした同人TRPG
  • 『アイルランド紀行』(聖魔騎士団、2008冬)旅行記
  • 『南イタリア アグリツーリズモの旅』(Celtect、2007冬)旅行記
  • 『地球の萌え方 ヨーロッパ』(Choco Usagi, 2007夏)旅行記まんが
  • 『地球の萌え方 イングランド(再録)』(Choco Usagi, 2008夏)旅行記まんが
  • 『地球の萌え方 ドイツ』(Choco Usagi, 2008夏)旅行記まんが

2008年12月25日 (Thursday)

『サイエンス・インポッシブル』

サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か
ミチオ カク
日本放送出版協会
売り上げランキング: 11383
おすすめ度の平均: 4.5
4 SFネタは現実化するのか?
5 「物理法則には逆らえません、船長」 〜 スター・トレックより
5 あと1000年寿命が欲しくなる

まだ全部読んでないけど。
SF小説に出てくるようなオーバテクノロジーは理論的に可能なのか、可能ならいつ実現するのか、という問いに答えてくれる一冊です。著者は超ひも理論の権威だそうな。
なんともどきどきわくわくなテーマです。

  • フォースフィールド
  • 不可視化
  • フェイザーとデススター
  • テレポーテーション
  • テレパシー
  • 念力
  • ロボット
  • 地球外生命とUFO
  • スターシップ
  • 反物質と反宇宙
  • 光より速く
  • タイムトラベル
  • 平行宇宙
  • 永久機関
  • 予知能力

まだ実現していない技術について語るという性質上、仕方ないのですが、もう一歩踏み込んだ解説が欲しかったかな。とはいえ面白いです。


2008年12月23日 (Tuesday)

『ノンデザイナーズ・デザインブック』

ノンデザイナーズ・デザインブック [フルカラー新装増補版]
Robin Williams
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 4343

デザイナじゃないけどデザインやらなきゃいけない人向けの本。かなり僕向け。

  • 近接(関係あるものを近くに配置しよう、そうでないものを離そう)
  • 整列(ページ全体にわたって、縦横に引いた線にあわせて配置しよう)
  • 反復(同じ要素を繰り返し使おう)
  • コントラスト(大小・明暗をはっきりさせよう)

の四つに気をつけてデザインしよう、ということが解説されています。
メッセージが明確で絞られているため分かりやすく、改善前後のデザインが見開きを使って並べられているので違いがはっきりと分かります。


2008年12月22日 (Monday)

Artes Liberales

玄兎さんが、「[Column] TRPG の教育効果」と題して、自由七科(Artes Liberales)を取り上げられています。

art & academe
元の文脈はまったく無視して(笑)、この自由七科について書いてみましょう。
というのも、中世ヨーロッパを舞台にした Ars Magica には、そのまま Artes Liberales という技能が存在するのです。
そして、基本ルールブックでは1/3ページほどの比較的簡素な説明が付されていますが、サプリメント “Art & Academe” では、なんと8ページにわたってこの Artes Liberales が解説されています。

以下では、このサプリメントを元に簡単にご紹介しましょう。
なお、Ars Magica のサプリメントですので、中世ヨーロッパ時代における自由七科の在りようが書かれています。古代ローマ時代の自由七科と同じというわけではありません。

Grammar
学問を志す若者がはじめに学ぶ教科で、読み書きおよび古典古代の文学がその中心となっています。
しかし12世紀末にはそうした古典古代の名著ではなく、ラテン詩を元に構成した教本が人気を博し、広まり始めます。

Rhetoric
議論を説得的に展開するために事実を適切に並べ文章を工夫する技術です。
ギリシア・ローマ時代には七科の中でも特別な位置づけになっており、弁論を生業にする元老院議員や法律家に重用されてきました。
しかし中世にはそのうち政治的な意味合いが薄れ、公文書をしたため、あるいは学者が口頭で議論する際の基盤となる技術という位置づけに変化していました。
手紙、遺言、相続、教皇による布告、往復書簡、土地台帳などの文書で使われました。

Logic
明らかになっている真実を元に正しい論理を構築し、誤った推論と正しい推論とを見分けるための技術です。
演繹と因果論に加え、定義、範疇論、同音異義語なども含みました。
Logic は、演繹などの推論を現実の課題に適用するための Formal Logic(形式論理学)と、物理学・形而上学上の課題を正しく検討するために使う Theoretical Logic に分かれますが、後者は哲学・神学で扱い、自由七科では扱いません。

Arithmetic
四課の他の科の基盤となるため一段上に見られていたのが Arithmetics です。
基本ルールのほうでは、四則演算のこととのみ書かれていますが、"Art and Academe” では整数論(6が完全数だとかいうやつ)についても触れられています。

Music
比率、音程、リズムを数学的、理論的に分析する学問です。楽器の演奏や歌の技術ではありません。

Geometry
線分、角度、図形、体積、面積などを扱います。
証明や距離の計測のための理論幾何、体積・面積を計算する実践幾何、物を作るときに職人が使う構造幾何の三種類がありますが、最後のは学問教育では無視されています。

Astronomy
天文学で、惑星と恒星に関する学問です。

以上です。

え?はい。最後のほうは疲れてきました(笑)


2008年12月17日 (Wednesday)

J-RPG Talk

日本のTRPGに興味を持った外国人が集まっている J-RPG という掲示板サイトがありまして、僕もちょっと書き込みをしたんですが、accelerator さんも参戦して賑わってきました(^ ^)

全部英語(たまに作品タイトルで日本語が混じる)で、誰が日本人かわからん・・・。ネイティブが見ればぎこちない英語だって事で見分けがつくんかもしれませんが、よっぽどな英語じゃないと分からんですね。日本人じゃないとしても、英語ネイティブとは限らんですし。

TRPG Search でも新着トピックを拾っていますが、ポスト(返信)はRSSに出ていないようで拾えません。残念。


2008年12月14日 (Sunday)

近況 2008.12.14

とうとう D&D4版(日本語版)が発売になりました(先週だけど)。
というわけで、さっそく買ってきました。

狼と香辛料ノ全テ
狼と香辛料ノ全テ
posted with amazlet at 08.12.14
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 1675
おすすめ度の平均: 4.0
4 漫画・アニメ・文庫版がごちゃまぜの狼と香辛料ノスベテ

・・・違った、こちらです。D&Dの棚の裏においてあるんだもん。

ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版) (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)
ロブ ハインソー アンディ コリンズ ジェームズ ワイアット
ホビージャパン
売り上げランキング: 6916
おすすめ度の平均: 5.0
5 ダンジョンズ&ドラゴンズ4版の基本ルール1冊目

さて、2008年発売の TRPG 投票ですが、今のところピーカーブーがトップです。ブログの評判を見ていても軒並み高評価でしたし、このままトップの可能性も高いと見ています。
投票締め切りは12月末です。今年発売の中でお気に入りのシステムがありましたら、応援の意味でもぜひご投票ください。

そんな TRPG Search ですが、現在デザインリニューアル準備中です。現在、新テーマをせっせと移植しています。この作業がなかなか楽しいのですが、そのうち飽きて面倒になってくるんだよな・・・。
目標は正月明けくらいに設定していますのでお楽しみに。


2008年12月9日 (Tuesday)

2008年出版RPG No.1は?

「2008年出版RPG No.1は?」という投票を、TRPG Search で始めました。ぜひぜひご参加ください(要ログイン)。

なお、「TRPGアンケート」のページより、皆さんが集めてみたいアンケートを簡単に追加できるようになっていますので、こちらもご活用ください(こちらも要ログイン)。


2008年12月6日 (Saturday)

『中世世界とは何か』

中世世界とは何か (ヨーロッパの中世)
佐藤 彰一
岩波書店
売り上げランキング: 20520

しばらく歴史関係の本からは遠ざかっていて、久々の読書。
「ヨーロッパの中世」という新しいシリーズの第一弾。2巻以降は、タイトルを見るにテーマが絞られているようですが、この『中世世界とは何か』は概説的な内容を扱っています。

ただし通説的な歴史記述からは離れ、最新の研究成果を引きながら研究者の間で議論になっているポイントを示し、一般的な読者層ではなく研究を志す人々に向けた内容になっています。やや難しいかもしれませんが、歴史研究に興味を持つ高校生なんかに読んで欲しい一冊です。
とりわけ著者の専門である中世初期については、積極的に、時には攻撃的とも思えるほどの新しい中世世界の描像を提示しており、歴史研究の面白さが読者に伝わってきます。

Rune Quest のサーターの部族のありようについて歴史上のモデルを探したい人にもいいかも。

序章 「中世」を切り出す
第一章 小国家の時代
 1 民族集団の生成
 2 ポスト・ローマ国家の独自性
 3 地代と租税
 4 領主と農民の共生
 5 覇権国家カロリング朝のパラドックス
第二章 中世ヨーロッパ・システムの生成と展開
 1 定住空間の変容
 2 交換活動の発展
 3 中世法の論理と社会秩序
 4 支配の原理として封建制は機能したか
 5 騎士と傭兵
第三章 統治と政治秩序の体系
 1 帝国と王国
 2 王権の変遷
 3 統治空間の編成原理
 4 俗権と教権の長い対話
第四章 碧き血統—-ヨーロッパ貴族の歴史的変遷
 1 フランク貴族の相貌
 2 中世貴族の誕生
 3 身分制の貴族へ
第五章 規律と恩寵—-修道制の多様な界面
 1 禁欲の心性
 2 支配の類型としての修道制
 3 中世キリスト教学の増殖炉
 4 霊性と奇跡の空間
 5 修道士と異端
おわりに —-ヨーロッパ世界と中世


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